魚だけが肴なのでしょうか?
酒を飲むと気持ちが大きくなって、日頃のうっぷんを晴らしたくなります。
鬼部長やゴマスリ課長の下で働いている人間同士が集まれば、上司の悪口は恰好の酒の「肴」になることでしょう。
サカナといっても、ウオだけを指す言葉ではありません。ナ(菜)は食べ物になる魚菜類のことです。
つまりサカナは “酒菜” なのです。
転じて、酒の席におもしろみを添えるような 歌・踊り・話題 などにも使います。
とはいえ、いい年をした男たちが “部長のパカヤロー” などど 飲み屋でくだを巻いているのは、あまり恰好のいいものではありません。
“ああいうおじさんて最低ね”と若い女性の酒の「肴」にされるのがオチです。